渥美半島一周(アツイチ)に初挑戦!灼熱の63キロ【ロードバイク】
目次
愛知県のサイクリングロード
愛知県には下記3つのサイクリングロード(大規模自転車道)があります。
この中で海沿いを走ることが出来るのは渥美サイクリングロードだけです。
- 渥美サイクリングロード
- 豊田安城サイクリングロード
- 知多半島サイクリングロード
渥美サイクリングロードとは
渥美サイクリングロードは、自転車歩行者専用道と国道42号等重複区間によって構成されるサイクリングロードです。
出典:愛知県道路維持課Webサイト
自転車歩行者専用道としては、休暇村ルート、日出の石門や恋路ヶ浜の眺望を楽しめる渥美ルート、雄大な若見の海岸沿いを走る赤羽根ルート、豊橋ルートがあり、昭和62年には「日本の道100選」のひとつに選定されました。
専用道への出入口は国道と直接、あるいは市道によって連絡しています。国道・市道を走行する区間では、車両に十分注意し通行して下さい。
アツイチとは
渥美半島を自転車で一周することをアツイチと呼びます。
愛知県内では知多半島一周(チタイチ)と並んで渥美半島一周(アツイチ)は知名度があります。
渥美サイクリングロードを走ってみよう
ロードバイクを始めてから渥美半島を走りたいという思いがずっとありました。
渥美半島や伊良湖岬がある田原市には、ほぼ毎年いちご狩りで訪れています。僕にとっての渥美半島は味覚狩りと菜の花畑、海岸線の真っ直ぐな道が続くという印象でした。
海沿いを自転車で走る。レンタサイクルでも良いので走ってみたいと思いながら、実行に移せずにいました。
そして、ロードバイクを始めてからも機会を伺っていました。
8月になりました。愛知県は猛暑日が続いています。熱中症警戒情報、日中の屋外での活動は控える様にと自治体からも呼びかけられていました。渥美サイクリングロードを走ろうと決めたものの、日中の猛暑の中で走る時間は出来る限り短くしたい。そうなると答えはひとつ、出発時間を出来る限り早めるしかありません。
また、暑さによる体力の消耗を想定して、走行距離も控えめに設定してプチアツイチ(総走行距離60km程度)としました。
発着地点は道の駅田原めっくんはうすで、時計回りに渥美半島を一周します。
金曜日の未明に自宅を出発し、4時30分頃には現地に到着しました。
5時前には道の駅田原めっくんはうすを出発しました。
この日の日の出時刻は5時15分頃でしたので、まだまだ辺りは暗い中での出発となりました。クリアレンズのアイウェアをすっかり忘れたことを後悔しながらのサイクリング開始です。
走り始めてしばらくは車道を走ります。車道とは言う物の早朝で走行する車も少なく快適に走れました。道中には、下記のようなサイクリングロードを示す案内標識や看板、路面標示が数多く設置されており、道迷いの心配も少なく走ることが出来ました。
赤羽根海岸
市街地を30分程走ると赤羽根海岸線に合流します。
ここからは太平洋ロングビーチの海岸線を走ります。
視界が急に開けて目の前には太平洋が広がり、ごつごつした岩肌を間近に見ることができます。
ここまで来てようやく渥美半島を走っているという実感が持てました。
早朝のまだ涼しい時間帯に走る海沿いの道は最高の気持ち良さでした。
しばらく走ると道の駅あかばねロコステーションに到着しました。
越戸海岸
その後は、サイクリングロードが工事中で通行止めの箇所が有り迂回をしながらも前に進んでいきます。
堀切海岸
堀切海岸に入ると一直線のサイクリングロードが姿を現します。
左手には間近にせまる砂浜と海、前方には高台にある白い姿の伊良湖ビューホテルが見えます。
伊良湖ビューホテルに到着すれば、折り返し地点の伊良湖岬は目前です。
どこまでも果てしなく続きそうな真っ直ぐな道ですが、伊良湖ビューホテルが少しづつ近づいて来ることでゴールに向けて着実に進んでいることが実感できます。
日出休憩所
伊良湖ビューホテルを間近に望む日出休憩所に到着しました。
日出休憩所には東屋があったものの、そこまでの道が砂で覆われていました。
最後の坂を越えて望む絶景
ここまで来ると伊良湖岬は目前です。
先ほどまでずっと眼前に見えていた高台にいよいよ登ります。
息を切らしながら登った後には絶景が目に飛び込んできました。
今までは目線と同じ高さにあった海面を今度は高台から見下ろします。
伊良湖岬
そしてついに伊良湖岬に到着しました。
恋路ヶ浜にはひまわり畑がありました。
はやる気持ちを抑えながら伊良湖岬灯台を目指します。
ようやく到着した伊良湖岬灯台の白い姿を見つめながら、ここまでの道のりを振り返っていました。
その後は、道の駅クリスタルポルトへ向かいました。
時刻は7時30分。太陽の日差しも幾分強くなってきています。
ここは折り返し地点なので、出発地点の田原めっくんはうすに向けて走り出します。
暑さが厳しくなる前にゴールに到着するべく帰路を急ぎました。
暑さの中のゴール
帰路は急ぎ足で戻ってきました。気温の上昇を感じながら水分とミネラル補給を意識しながら走り続けます。
そして9時30分、発着地である道の駅 田原めっくんはうすに戻ってきました。
次は、もう少し気候の良い時期にしっかりとしたアツイチをすることを誓って、初めての渥美半島一周に幕を下ろしました。