枝下緑道自転車道お花見サイクリング!【ロードバイク】【豊田安城サイクリングロード】
2021年3月17日名古屋地方気象台が名古屋市内の桜の開花を発表しました。
その10日後、3月27日(土)の天気は快晴予報で絶好のお花見日和。
冬の間はご無沙汰していた自転車の再開です。
桜と言えば豊田安城サイクリングロード。
今回は時間との兼ね合いから枝下(しだれ)緑道自転車道に絞って、お花見サイクリングをすることにしました。往復の走行距離は26km程度です。
発着地点は篭川に掛かる荒井橋付近の豊田安城サイクリングロードの豊田市側の起点、走り慣れたいつもの場所です。そこから枝下用水に沿いながらゴールの水源公園・水源緑地を目指します。
水源公園はもちろんのこと、ルート沿いには豊田市民文化会館を始め幾つもの公園の桜、緑道沿いに植えられた桜並木が多くあることは知っています。
これまで、それぞれ個別にお花見で訪れたことはありましたが、全てを続けてロードバイクで走りながら見て回るのは初めての経験です。コースは走り慣れているので問題は無いのですが、懸念点は枝下用水の耐震化工事によるサイクリングロードの通行止めです。長期間に及ぶ工事による通行止めと迂回の必要から、最近は枝下緑道自転車道を走ることを避けていました。
当日は8時20分頃に起点の荒井橋に到着しました。
気温は10度を下回り若干の肌寒さを感じます。
いつものようにペダルを漕ぎ始めてまずは梅坪町を目指します。
サイクリングロードに入って間もなく梅ノ木公園を眼下に見下ろす所で、満開の桜とユキヤナギが目に飛び込んできました。
美しい景色を堪能しながら早速写真を撮影してペダルを漕ぎ出したのも束の間、無常にも枝下用水地震対策工事による通行止めの看板が目に飛び込んできました。
数ヶ月には問題無く通行できていたので、思いの外早くに訪れた想定外の通行止めの洗礼に狼狽しながらも、何とか気持ちを落ち着かせて来た道を引き返しました。
「もう少し手前にも通行止めのお知らせを置こうよ…」と思いながら引き返しつつも、そのおかげで素敵な景色を見ることができたので何とも複雑な気分でした。
先ほどの通行止めの看板には迂回路の案内も何も無かったので、ガーミンの地図画面を見ながらルートに復帰出来そうな道を選びながら住宅地を走ります。
梅坪小学校では美しい桜に癒され、工事中の道路を見上げながらしばらく走り続けることになりました。
そしてようやく工事箇所が終わり、サイクリングロードに復帰することができました。
勝手を知っているルートに戻ると安心感から気持ちに余裕が戻ります。
サイクリングロード沿いの桜に目を奪われて、足を止めては写真撮影を繰り返しながら進んで行くと安長寺に到着しました。安長寺には立派な枝垂れ桜が満開でした。重厚な山門と大きな枝垂れ桜は趣があり息を呑む美しさでした。
平芝公園を抜けて妙玄公園に入ると、これまた美しい桜並木が出迎えてくれました。ベンチに座って桜を眺めているお爺さんと桜の美しさについて一言二言会話を交わした後、自転車を降りてゆっくりと桜並木を堪能しました。
そして再びペダルを漕ぎ始めたのも束の間、今回2回目の通行止めの看板に遭遇です。
こちらも枝下用水地震対策工事ですが、こちらについては前回すでに経験済みでしたので、速やかに迂回ルートに切り替えます。
途中、階段を自転車を担いで登ったりもしながらサイクリングコースに復帰しました。
その後は、工事による通行止めも無く順調に進んで行きました。
毘森公園内を抜けて豊田市民文化会館に到着しました。
この緑地は規模も大きく桜並木の他にも枝垂れ桜などが植えられておりこれまで通過して来た公園の中で一番の人手でした。皆、桜や桜と一緒に写真を撮っていました。僕も自転車を降りて写真を撮りながら、ゆっくりと歩いて桜を見て回りました。
すぐ先の樹木公園近くのサイクリングコース沿いの桜も美しく足を止めて見惚れてしまいました。
ここから先は、水源公園までのサイクリングコース沿いに公園はありません。
しかし、サイクリングコース脇に桜が数多く植えられており桜並木を形成している箇所が数多くあります。前田町、秋葉町と桜並木が続きます。
そして、今回の目的地の水源公園・水源緑地に到着しました。今年は桜まつりが開催されていませんが、多くの人で賑わっていました。ここ水源公園もソメイヨシノ以外の枝垂れ桜が植えられており、それらの桜はまだそれほど咲き進んでおらず、満開はしばらく先のようでした。
桜満開の枝下緑道自転車道お花見サイクリングは大満足に終わりました。春風を感じながら桜並木の下を自転車で駆け抜ける爽快感は格別でした。気になった風景や立ち止まりたい風景に出会った時に、ふと足を止めることができる機動性の良さは自転車の何よりの魅力です。そんな自転車とお花見の相性は抜群だという事を改めて感じた今回のサイクリングでした。