革新的化繊インサレーション マイクロ・パフ、マクロ・パフレビュー!【プルマフィル】【パタゴニア】【Patagonia】
パタゴニアの独自素材「プルマフィル・インサレーション」を使用した製品シリーズが好き過ぎて販売当初から愛用しています。気が付くとマイクロ・パフ・ベスト、マイクロ・パフ・フーディ、マクロ・パフ・フーディと次々とクローゼットに増えていきました。そんなプルマフィル使用の化繊インサレーションウェアの魅力を、ダウンウェアとの比較や同じくパタゴニアの定番化繊インサレーションのナノ・パフとの比較を交えて徹底紹介します。
目次
マイクロ・パフ・フーディとは
パタゴニアの製造史上、その重量に対して最高の保温性を発揮するジャケットがマイクロ・パフ・フーディ。ダウンの代替となる、羽のように軽い画期的な化繊のプルマフィル・インサレーション入により、超軽量で耐水性を備えてダウンのような温かさを提供。フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用。
出典:パタゴニア公式ウェブサイト
ダウンジャケットとの出会い
寒い冬を快適に過ごすために欠かせないアウトドア・ギア、ファッション・アイテムと言えばダウンジャケットではないでしょうか。僕が初めて購入したダウンウェアはアウトドアプロダクツのダウンジャケットでした。それまで着ていた化繊の中綿ジャケットとのあまりの温かさの違いに驚いたことを今でも覚えています。圧倒的に軽くて温かいダウンウェアに対する防寒着としての機能性への信頼は、それからも揺るぐことはありませんでした。
その後は定番のザ・ノース・フェイスのヌプシジャケットやヌプシベスト、アコンカグアジャケットを始めパタゴニアやマーモット、マムートなどのアウトドアブランドのダウンウェアを愛用してきました。最近ではマウンテンダウンジャケットやフィッツロイ・ダウン・パーカをよく着ています。(マウンテンダウンジャケットについてはこちら、フィッツロイ・ダウン・パーカについてはこちらのページで詳しく紹介しています)
そんなダウン好きの僕ですが、濡れによる保温性能の低下や時によってはオーバーヒートしてしまう点、気軽に自宅で洗濯できない等のダウンウェアの欠点を補う形で、化繊インサレーションウェアも併せて使用してきました。化繊インサレーションウェアは大定番のパタゴニア ナノ・パフシリーズを愛用しており、その機能性に特に不満はありませんでした。
プルマフィル使用の新マイクロ・パフシリーズとの出会い
2017年にパタゴニアからプルマフィルを採用した新しいマイクロ・パフシリーズが発売されました。
初めて実物に触れて袖を通した時は新鮮な驚きがありました。重量の軽さもさることながら、「中綿はダウンを使用」と言われたらそう信じてしまうかのような肌触りには驚愕しました。これはシェルの素材感もあるのでしょう、耐久性に重きを置いたナノ・パフと比較して耐久性を犠牲にして軽量化と肌触りのやわらかさに重きを置いたマイクロ・パフという印象を受けました。また、ナノ・パフと比較して着用してから温かくなるまでの時間が明らかに短いと感じました。この着た瞬間から温かい感覚はダウンジャケットに敵いませんが、マイクロ・パフでも不満に思う程ではありません。このように生地の耐久性を除いて、マイクロ・パフは全ての面でナノ・パフの上位互換と感じた僕は、手持ちのナノ・パフを手放してマイクロ・パフに置き換えました。
その後、マイクロ・パフ・ベストとマイクロ・パフ・フーディを愛用する中で化繊インサレーション、プルマフィルへの信頼は僕の中で確固たる物になってきました。そしてプルマフィルの更なる温かさとフワフワとした包まれ感を求めて、マクロ・パフ・フーディの購入に至りました。マイクロ・パフが中間着で行動着であることに対してマクロ・パフはビレイヤーパーカーで停滞時の使用を想定しています。中綿量もマクロ・パフの方が多く、シェルの素材も厚手で耐久性があります。見た目ではシェルの光沢がマイクロ・パフよりも抑えられておりマットな質感となっていることもマクロ・パフの特徴です。このマクロ・パフも化繊インサレーションの常識を覆す包まれ感を体感できます。中綿量が多いことでフワフワ感も倍増していながらも重量は抑えられており、肩が凝るような心配もありません。
まとめ
これまでの化繊インサレーションへの常識を覆すプルマフィル使用のマイクロ・パフとマクロ・パフは本当におすすめです。一般的な中綿ジャケットへのネガティブな先入観、例えば「ダウンジャケットに比べてそれほど温かくない」や「ダウンジャケットに比べてフワフワ感・フカフカ感・包まれ感は圧倒的に劣る」、「ダウンジャケットに比べて重い」などを持たれている方も多いと思います。そんな方にこそ、まずは一度これらの製品に触れて袖を通してみて欲しいです。きっと世界が変わります。